2019年1月~放送のアニメ「約束のネバーランド」。第6話あらすじと見どころを紹介します。あわせて感想もどうぞ! エマお手柄! 図書室の蔵書票に託されたメッセージを発見する! 原作未読者の感想です。【注意】完全ネタバレです!



第6話/蔵書票に隠されたメッセージを読み解け!



EPISODE.06 「311045」



長くママの内通者をやっていたレイの情報もあり、脱獄作戦は着々と進んでいます。ハウス内部のことはだいたい分かっているし、懸案の発信機も壊せる。大人の隙をつくことができれば、塀も越えられそう。と、すれば。次に考えるべきは──。

 

ノーマン「改めて、この脱獄は段階が3つ。1、塀を越えて脱獄、2、この農園を無事に離れ逃走。3、外で安定した生活を築き自立。今、第一段階まではめどが立った。次は第二段階。ここからは外だ。追手をかわし、農園から無事に離れる。そのための下見、下調べ

 

そうですよね。脱獄するだけで済む問題じゃない。塀の向こうがどうなっているのか、外の情報を収集し、それにどう備えるか考えておかなくては! ──と、ここでエマが「紹介したい人がいます」と、謎の発言を。紹介したい人ぉ???

 

ウィリアム・ミネルヴァからの寄贈本に隠されたメッセージが!



図書室にある蔵書のなかには、ウィリアム・ミネルヴァという人のフクロウの絵の蔵書票がつけられた本がいくつもあります。そのフクロウの絵を取り囲んでいる円の切れ目が、モールス符号になっているのをエマが発見したのです!

 

モールス符号を解読していくと「逃げろ」「疑え」「危険」「真実」「収穫」「怪物」「農園」。

 

レイ「これは外から鬼や大人に隠して、オレたちに向けたメッセージ。それはまず信じていいと思う

ノーマン「ウィリアム・ミネルヴァ。この人は外にいて、農園の存在を知っていて、間接的にではあるけれど、ボクらを助けようとしてくれている。外に味方がいた! 今もいるかも知れない! もしそうなら、外に人間の社会もあるかも知れない」

エマ「そうそう、その通り!」

 

さらにエマは、蔵書票の貼られた本の出版年から、少なくとも2015年以降に蔵書票が貼られているとつきとめていました。この時点で彼らがいる年は2045年ですから、30年前ということです。ウィリアム・ミネルヴァの生死は分からないけれど「もしかしたら、生きているかも・・・」と思わせる年ですね。

 

モールス符号で意味の取れないものが2冊ありました。一つはまったく切れ目のない円。もう一つは「約束」。この2冊を、とくにエマは重要視しています。その根拠は? とレイに聞かれてエマは「勘!」と・・・。当然、レイはうんざりした顔をするのですが、そうとも言えませんよね!

 

「約束」と聞いて、ノーマンたち3人には何だか分かりませんが、わたしたち視聴者は「おっ!」と思いますよね。だって、このアニメのタイトルが「約束のネバーランド」なんですから! 「ネバーランド」はピーターパンに登場する、年をとらない子どもだけの国です。「ネバーランド」ってまるで、12歳より下の子しかいないこの「農園」のようですね。とすれば「約束」も、ものすごく重要なキーワードのはず!

 

この謎も、きっと物語が進行するにつれ、解き明かされていくのでしょう!

 

エマ「ただ逃げるんじゃない。見つけよう、この世界でわたしたちが生き残る方法

ノーマン「うん、逃げよう。生きよう。たとえ世界がどんなでも!

 

前向きでいいですねー^^

 

隠し部屋に侵入したドンとギルダ。そこで二人はリトルバーニーを発見する!



一方、ママの書斎から隠し部屋に侵入したドンとギルダは、棚にコニーのリトルバーニーを見つけます。その棚には他にもたくさんのおもちゃが並んでいて。飛行機や車やぬいぐるみ、お人形・・・。

 

ギルダ「やっぱり本当だったんだよ。エマたちが言ってたこと。ママはウソをついてた。だれも里子になんか出されてない」

ドン「どうして?」

ギルダ「だってもし里子に行ったなら、ここにあるはずない。コニーにちゃんと届けてあげてるはず。リトルバーニーだけじゃない。ぜんぶ、出ていくときに奪われたんだよママに。それでみんな、悪い人に連れていかれて・・・」

 

さらにその奥に、二人は通信装置を見つけます。

 

ドン「ママ、だれと連絡取ってるんだ。レイが言ってた本部か? そいつらが悪い人なのか? あれもそうだ。ママはオレが抑えてるけど、シスターにばれたら即アウト。アウトってなんだよ。ばれたらママとシスターになにかされるってことか? 本当はママはもっとやばくて、コニーたちはもう・・・

ギルダ「やめて、コニーがどうなったかは分からないってノーマンが」

ドン「いいや。あいつらはオレたちに隠してるだけで」

ギルダ「言えない事情があるんだよ、きっと」

ドン「オレは、そんなふうに信じられない。だって、あいつらがオレたちを信じてないからな

 

あらら。ドンそんなふうに思ってしまったんですね。人数が増えれば増えるほど、どうしても統率が取れなくなってくるもんですが。ドン、ただの危なっかしい子かと思ったら、問題はそこだったんですね。自分が信用してもらえていないから、だからノーマンたちの言葉も信用できないと。

 

もちろんノーマンたちは考えることがありすぎて、彼らなりに必死でやっているわけで。とてもドンのそんな気持ちに気づけていないだけなんですけど。ドンの気持ちも分かりますよね!

 

雨降って地固まる的な!



その夜、もう隠し通せないと思ったノーマンは、ドンたちに真実を告げます。

 

ドン「鬼? 農園?」

ギルダ「そんな・・・。みんな、食べられるために」

ドン「おまえがスパイ? ずっと? じゃぁレイは、あの日コニーがどうなるか分かってたのか。エマとノーマンはオレたちを敵だらけの世界へだまして連れて行こうとしていたってわけか。ふざけんな!

 

怒りだしたドンはノーマンとレイの頬を拳で殴りつけ、そのままエマも殴ろうとして、さすがに思いとどまります。

 

ドン「そんなに荷物なのかよ。そんなにおまえらにとってオレたちは、守ってあげなきゃ何もできないザコなのかよ。あのとき”お願い助けて”って頼ってくれたんじゃねぇのかよ。あれは嘘だったのか。オレたちおまえらみたいにデキは良くない。良くないけど、家族だろ! 兄弟だろ! 少しは信じてほしいんだよ

 

そう吐き捨てるように言ってドンは「頭冷やしてくる」と部屋を出ます。ハウスから半月の輝く外に出たドンは、肩を震わせて涙を流します。

 

ドン「違うんだ。ぜんぶ八つ当たりだ。ザコ扱いが悔しいんじゃない。あいつらに嘘をつかせた。コニーたちに何もしてやれなかった。無知で無力なオレが、自分が本当にザコなのが悔しい! 強くなりたい、強くなりたいよ

 

そっか、そうだったんだね~。ドンは自分がコニーに何もしてやれなかったのが、悔しいんだね。強くなれドン! これから強くなればいいんだよ。ノーマンとレイはもう頭良すぎて、顔以外に子どもらしいと思える要素ないんだけど、ドンの素直な感情はいかにも子どもらしくってイイですね!

 

この後はみんながそれぞれ「ゴメン」て謝って、ようやく丸く収まりました。なんかゴタゴタしたけど、スパイのあぶり出しからドンの暴走と収束まで、チームがぎゅっと一枚岩になるために、大切なプロセスでしたね

 

ノーマンがレイのベッド裏で見つけたものは──?

洗濯の後ノーマンは一人、子ども部屋に上がっていき、レイのベッドの周りを探ります。どうやらベッドと壁の間にはそれぞれ小さな物入れがあって、そこでノーマンは何かを見つけます。

 

ノーマン「おまえら二人を殺させないため──。なるほどね、さすがだよレイ

 

こうつぶやいて、ノーマンは微笑むのですが、そこに何があったんでしょう? 映像では茶色の板きれがいくつか見えただけのようでしたが──?

 

レイ、ママにウソの情報を流してかく乱する作戦開始!



いつものようにママに報告にやってきたレイは「ノーマンがママを殺そうとしてる」と告げます。そのため使えそうなものを片っ端から集めていると。金槌、洗剤、除草剤などね。だから中身をすり替えようと提案します。もちろん、これはウソの情報ですね。

 

イザベラ「そうだ、一足先に教えてあげる。昨日の定時連絡で上から通達があった。次の出荷が決まったわ。来月の定例出荷はない」

レイ「じゃぁ、次は1月。オレの12歳の誕生日。次の出荷はいよいよオレか

 

レイの誕生日は1月! うわぁ、ぐずぐずしてられない。これは急がねばっ! しかしこのシーン、ママもレイもニコニコしていて。うーん、狂ってるなぁ・・・。

 

[char no=”1″ char=”あいびー”]今回のクリフハンガーは、このところ影の薄かったシスター・クローネです。レイ以外の4人が森を歩いているところに現れて、「ぜーんぶ見てしまったのよー!」って・・・。脱走計画を企てている5人を特定されてしまいました! 驚くノーマンたちにクローネは言います。「ねぇ、手を組まない?」。むむむっ! これはまた、ややこしくなりましたね。[/char]

第6話で分かったこと

1、ウィリアム・ミネルヴァという味方が外にいるかも知れない!

2、ママは隠し部屋の棚にリトルバーニーたちを飾っている

3、次の出荷は1月。12歳になるレイが出荷対象

 

第6話で謎なこと

1、蔵書票にある「約束」とは?

➡タイトルにもなっているキーワードなので、そのうち分かるでしょう!

 

2、ノーマンがレイのベッドのヘッドボードの裏の物入れで見つけたものは何?
➡ノーマンは「さすがだよレイ」と言っているけれど、今のところ手掛かりなし。➡第11話で解明!
 

▼「約束のネバーランド」関連の記事一覧はこちら


 

スポンサーリンク