そんな卑怯なことができるか!──さすがトールズの子!シーズン1、第5話戦鬼の子」のあらすじ感想考察。2019年7月~放送の「ヴィンランド・サガ」は、1000年前の北欧を舞台にヴァイキングの生き様を描いた骨太な物語



第5話/アシェラッドと交わした戦士の約束──トルフィンは自分の力でこれからの生活を勝ち取った!

▲父の敵討ちを誓うトルフィン 出展/TVアニメ「ヴィンランド・サガ」公式

 

#5

戦鬼-トロル-の子

War demon-troll- child

 

ヨーム戦士団のフローキの依頼で、トールズの首を狙っていた海賊・アシェラッド団は、フェロー諸島でトールズたちの船を罠にかけた。一人でアシェラッド団全員を相手にするのは不利とみたトールズは、首領アシェラッドに決闘を申し込む。その末、アシェラッドに勝利したトールズは、アシェラッドの狙いが自分の首だと察して、海賊たちを引かせる代わりに自分の首を差し出した。

 

こうしてトールズ以外の者は全員が無事で岐路につくことができた。しかしトルフィンは一人軍船の底に身を潜めていた。その軍船をもらい受けたアシェラッドたちは、トルフィンごとフローキとの取引場所へと向かっている。

 

アシェラッドたち海賊は、綱で引っ張っている船にトルフィンがいるのを知っている。けれどアシェラッドは「ほっとけ、どうせすぐ死ぬ」と、トルフィンを放置した。

 

数日後。イングランド ハンバー川周辺。約束の金の受け取りと、しばしの休息のため、海賊たちは陸に上がった。

 

海上では水ひとつ与えられなかったトルフィンも陸に上がり、海賊たちを追う。ぎゅっと目に力をこめ、父の敵討ちをするつもりなのだ。しかし喉が渇いて、お腹もすいて、身体はそれどころではない。足元がふらついて滑って坂を転がり落ちたあげく、木に激突してついに意識を失った。

 

ようやく意識がもどると、もう夜だった。あたりは秋。木の葉がオレンジ色に色づいている。水音に気づいたトルフィンは小川まで走っていき、ゴクゴクと川の水を飲んだ。ほぅ、と人心地ついたトルフィンの耳に叫び声が聞こえた。森の向こうに燃え盛る火が見える。アシェラッドたちが村を焼き、住民たちを次々襲って殺しているのだ。

 

夜陰に紛れて村に潜入したトルフィンは、とある家の中で寝ているアシェラッドを見つけた。近くに落ちていた長剣を拾い上げ、アシェラッドの背後から忍び寄るトルフィン。両手で剣を握り締め、アシェラッドに振り下ろそうとするものの、すんでのところで思い直した。トルフィンはそのまま、何もせずにアシェラッドのいる家を後にした。

 

今回のテーマは「海賊と戦士の違い」です。

 

アシェラッドはトールズと1対1の決闘の末負けました。トールズの示した条件は「きさまが勝てば好きにするがいい。オレが勝ったならすみやかに兵を引け」というもの。その言葉通り、アシェラッドは兵を引きました。素直にトールズの言葉に従ったのは、アシェラッドがトールズを男として認めたからです。この男なら自分のお頭に据えてもいいと、本気で思ったほどに。

 

トールズの強さはもちろん、アシェラッドの望みを達成させてやるため首を差し出した男気もまた、アシェラッドには衝撃でした。。しかも後で分かったことですが、トールズは誰の命も奪っていなかったという事実は、さらにアシェラッドにはこたえたようです。「本当の戦士」とはこういう男のことなのだと、心底思い知らされたことでしょう。

 

今回は、たった6歳のトルフィンにもトールズの高潔な精神が受け継がれていることを見せつける物語です。そしてそれがアシェラッドの心を動かし、トルフィンのこれからの生き方を決めることにつながる重要な回です。

 

 

翌朝。

 

盛大にあくびするアシェラッドにビョルンが聞いた。

 

ビョルン「何だよ、眠れなかったのか?」

 

アシェラッド「あぁ。小蠅がうざったくてな」

 

そんな二人の前に、剣をもったトルフィンが立ちふさがる。「何だ、生き残りか?」「あぁ、あれだろ息子だろヨームのトロルの」「あぁ、まだ生きてたのか。朝っぱらからご苦労なこった」と、海賊たちは面白がって見ている。

 

トルフィン「父上の敵だ。おまえに決闘を申し込む」

 

ビョルン「どうすんだよ、アシェラッド」

 

アシェラッド「あぁ、めんどくせぇ。ったく。あのまま寝首かいてりゃ良かったのによ

 

昨晩アシェラッドは、トルフィンが剣を振りかざしている気配に気づいていたのです。

 

トルフィンオレはトールズの息子だ。そんな卑怯なことができるか!

 

アシェラッド「いっちょ前に戦士きどりか? いいぜ。こいよ」

 

うぁぁぁぁぁぁぁ!

 

叫び声を上げて突進するも、さっと身体をかわしたアシェラッドの横をそのまま通り過ぎ、その向こうの板に剣が刺さってしまった。抜こうにも、剣はなかなか抜けない。それを見て、海賊たちは大笑いだ。

 

アシェラッド獲物に振り回されてるようじゃ世話ねぇな

 

と、アシェラッドはトルフィンの腹を蹴り上げる。トルフィンはそこでまた気を失った。

 

村にフードを目深にかぶった二人の男がやってきた。フローキの使いだ。使いの男は約束の金をアシェラッドに渡しに来たのだ。

 

使いの男「そういえば、伝言を預かっていた。トールズの最期はどのようだったかと」

 

アシェラッド──別に。ただの、普通の死にざまだ

感想&考察1、トルフィンは、たとえチビでも誇り高い戦士の息子

▲寝ているアシェラッドに剣を振り下ろそうとするトルフィン 出展/TVアニメ「ヴィンランド・サガ」

 

トルフィンは、父を殺したアシェラッドを憎んでいます。トールズが決闘で負けたのならともかく、勝ったのになぜトールズが死んでアシェラッドが生き残っているのか分かりません。

 

思うに、トールズが自分の首を差し出したのは、アシェラッドに絶対に決闘の条件を飲ませるためだったのでしょう。

 

いくらアシェラッドを殺しても、その瞬間、逆上した海賊どもがトールズたちを襲います。それでは意味がありません。トールズが勝ち、さらにアシェラッドたちの望みを叶えてやることで、確実に仲間の命を救うことができるとトールズは読んだのです。だから、勝ったのは誰かを念押しして、仁王立ちのまま殺された。

 

それに比べ自分たち海賊は、村を襲い火をかけ、村人全員をなぶり殺します。それが日常茶飯事で、何の疑問ももっていません。

 

そこに現れたトールズの息子トルフィンは、やろうと思えばアシェラッドの寝首をかくこともできたのにしませんでした。結局トルフィンは、朝になってからアシェラッドに決闘を申し込みます。もちろん勝てるわけがありません。でも、その正々堂々と勝負したいという心意気は伝わったことでしょう。戦士の息子は、やはり誇り高いのです。

 

アシェラッドがトールズを特別な者として記憶しているのは、フローキの使いとの会話でも分かります。トールズの最期をたずねられても、口を開きませんでした。トールズのことを語るに値しない相手だと思ったのでしょう。

 

ところで、もしトルフィンが、アシェラッドが寝ているところに剣を振り下ろしたらどうなったんでしょう? トルフィンの力でアシェラッドを殺せるとは思えません。反撃されて、逆に殺されていたかも知れません。それとも黙って殺されるつもりだったのかも──アシェラッドの口ぶりは、そんなふうにも取れますね。

 

トルフィンの生きる覚悟

 

アシェラッドに腹を蹴られて意識をなくしていたトルフィンは、肉の焼ける匂いにつられて目を覚ました。匂いをたどると、海賊たちが火を囲んで肉を食べているところだった。思えばトルフィンはもう何日も食事をしていない。

 

海賊「ん? あれ、生きてたの? ひでぇ顔だな、食うか?」

 

そう言って海賊は、食べ残しの骨を投げてよこした。まるで犬扱いだ。目の下にクマをつくり。色の褪せたしわしわの唇のトルフィンは、怒りを浮かべてその場を走り去った。森で食べ物を探すけれどウサギには逃げられ、木の実は苦くて食べられず。結局、夜に海賊たちが肉を焼いていたところにもどり、骨に残ったわずかな肉をこそげて食べた。「くそぉ、くそぉ~!」と、悔し涙を流しながら。

 

ある朝、森で木にもたれて眠っていたトルフィンの前にビョルンが現れた。キノコを採りにきたのだ。

 

ビョルン「よぉ、がんばってんな。どうだ? ちったぁ剣にも慣れてきたか?」

 

トルフィン「おまえ! おまえが! ボクを盾にしたから、父上は・・・。この卑怯者がー!」

 

ビョルンおまえの親父は確かに強かった。でも甘かった。それだけのことだろう?

 

「父上をバカにするなーーー!」と叫んで斬りかかるもトルフィンは、片手で簡単に転ばされてしまう。

 

ビョルンま、おまえはただ弱いだけだな

 

そう言い残してビョルンは森を出た。父の敵を討ちたいと剣を握り締めるも、あまりに力の差は歴然で、トルフィンはただ悔しさに土を握り締めるしかない。

 

村はずれで酒を飲んでいるアシェラッドを見つけてビョルンは報告する。

 

ビョルン「よぉ、森であのガキに会ったぜ」

 

アシェラッド「何だい、まだ生きてたのか」

 

ビョルンヨームのトロルの血ぃ引いてんだ。ただでくたばりゃしねぇだろうよ

 

アシェラッド「血は争えねぇ、か」

 

その夜、海賊たちの食べ残しを森で食べているトルフィンの前にオオカミが現れた。トルフィンはこれまで人はおろか、ウサギ1匹倒したことがない。うなるオオカミに長剣を向けながら、トルフィンはアシェラッドの言葉を思い出していた。「獲物に振り回されてるようじゃ世話ねぇな」。

 

トルフィンは父の短剣を取り出し、ピタリとオオカミの喉元に狙いを定めた。襲い掛かるオオカミの喉に向かって必死の思いで短剣を突き立てると、オオカミは跳び退り血を吐いて倒れた。大きく肩を上下させながら息をするトルフィン。握り締めた短剣に、べったりと血がついていた。

 

それからトルフィンは長剣を捨て、父の短剣で訓練を始めた。身体が小さいのもあり、短剣の方が使いやすく、トルフィン自身も手ごたえを感じているようだ。やがて短剣を投げる技を思いついたトルフィンは腕を磨き、ついにウサギを仕留めた。

 

やっと自分の力だけで仕留めたごちそうだった。

 

感想&考察2、生きる! あいつに決闘を挑むために!

Vikings in Archeon
Vikings in Archeon / hans s

▲ヴァイキングの子どもたち。トルフィンと同じくらいかな?

 

燃えるような怒りに突き動かされているとはいえ、残念ながらトルフィンはただの6歳の子どもです。アシェラッドに決闘で勝つ以前に、生きていくだけでも精一杯です

 

海賊たちに食べ残しの骨を投げられ、一度はプライドからその場を走り去ったトルフィンですが、生きていくにはそうも言ってられません。夜にこっそり食べ残しの骨をあさって飢えをしのいでいます。このカッコ悪いエピソードがなんともリアルです。ウサギをとろうにも、追いかけても逃げられます。物陰から飛び掛かってもダメでした。けれど3度目の正直で、短剣を投げる技を磨き、ついに最後には自分の力でウサギを仕留めました。襲い掛かるオオカミから身を守ることもできました。

 

ぜったいにアシェラッドに決闘で勝つという強い意気込みと、意気込みだけでは生き延びることすらできない辛くてカッコ悪い現実の描き方が、リアルでとてもいいです。

 

たった6歳の子どものトルフィンに食事も与えず放っておけば、そのうち死ぬだろうと海賊たちは誰もが思っていました。もちろんアシェラッドも、ビョルンも。

 

けれどそんな中でもたった一人で生き抜き、さらに卑怯な手を嫌い、正面から決闘を申し込んでくるトルフィンにアシェラッドはトールズの片りんを観ます。森で必死に生きているトルフィンの様子に、ビョルンも心が動かされ始めます。剣を抜いて突っかかってくるトルフィンを片手でいなし「ま、おまえはただ弱いだけだな」と言い残したビョルンですが、立ち去った後にキノコが残っているんですよね。トルフィンの分を残しておいてくれたのでしょう。

 

アシェラッドもビョルンも、海賊なんてやっているので、非人道的なことを平気でやります。その反面、自分が認めた相手を尊敬する気持ちは強いように思うのです。アシェラッドもビョルンも、トールズはもちろん、この小さな戦士の根性とまっすぐな気性を認めつつありますね。

 

ユルヴァの涙

 

一方、レイフたち一行は、アイスランドの村に戻ってきていた。

 

レイフ「立派な最期じゃった。トールズは、ワシらの身代わりに・・・。すまん、ヘルガ、ユルヴァ、本当になんと言ってわびればいいのか」

 

トールズの折れた剣などを収めた遺品の箱を足元に置き、レイフと5人の若者たちは頭を垂れる。しばし言葉を失っていたユルヴァは、ついにはぁっと大きく息を吐き落した。

 

ユルヴァ死んじまったもんは、しょうがないって。メソメソしてもお腹が減るだけよ。さぁて、働かないとね」

 

レイフ「ヘルガさん。トルフィンは、あの子だけは、ワシが必ず見つけ出す。何年かかろうとも──

 

ユルヴァはサバサバと割り切って仕事を始めた。「男手がないと忙しくてねぇ」と水を汲み、寝込んでいる母親ユルヴァのために食事をつくり、羊の世話を焼き、雪かきに精を出す。男たちに混じって漁にも出る。忙しい毎日に紛らわしているけれど、ふとした拍子にユルヴァの頬に涙がこぼれた。ヘルガは静かに娘を抱き寄せた。

 

感想&考察3、男勝りのユルヴァの強がり

ユルヴァはもともとサバサバした性格で、父親の死を知らされても「死んじまったもんはしょうがない」と、言っただけでした。それから猛然と働きだしたのは、もちろんやらなければいけない仕事が多いのもあるけれど、悲しさに負けないように強がっているのです。病弱な母親に心配をかけないように、気を張っているのです。それはヘルガも分かっています。

 

ユルヴァと同じようにヘルガも涙を流しません。夫が死に、息子が行方不明だというのに。ヨーム戦士団の首領の娘だったヘルガには、とうに心づもりができていたのでしょう。二人とも気丈ですね。

 

「帰ったら結婚を──」なんて言っていたアーレは、ユルヴァにプロポーズするのでしょうか? トールズのあんな強烈な死にざまを見せられたら、ちょっと敷居が高くなってしまうかもですね。でも、この母娘に男手が必要なのは確かなので、ちょっとしたことを手伝うところから始めていってあげてほしいです。

 

「戦場で手柄を立ててみな。そうしたらご褒美に決闘してやるよ」

 

すっかり長居してしまった村を去ることにした海賊たちは、荷物を船に積んでいる。そこにまたトルフィンが現れ、アシェラッドに決闘を申し込む。

 

トルフィンオレはトールズの子トルフィン。全能のオーディンの名において、きさまに決闘を申し込む!

 

「ったく、しつこいな」と、アシェラッドはうんざり顔だが、手下たちは「受けてやれよ」とはやし立てる。「手下の期待に応えるのも、首領の務めだ」とビョルンに言われて、仕方なくアシェラッドは立ち上がる。

 

アシェラッド「オラフの子アシェラッド、オーディンの名において、決闘を受けてやるよ。しょうがねぇから。たくぅ、そんなに親父に会いてえのかよ」

 

短剣を握り締め、猛然とトルフィンは斬りかかる──が、もちろんアシェラッドはひょいひょいと笑いながらよけている。それでも、ただ突進して板に剣を突き立て終わった最初の決闘と比べれば、ずっと動きがいい。しばらくトルフィンの短剣を避けていたアシェラッドは、ついに右足を繰り出しトルフィンの腹を蹴り上げた。一撃で地面に横たわるトルフィン。続けて2度3度、さらに4度と、アシェラッドの蹴りは容赦ない。

 

アシェラッド「おいおい、何だよもう終わりか? つまんねぇな、立てよ。決闘だろ?」

 

見かねたビョルンが口を挟む。

 

ビョルン「もういいんじゃねぇか? マジで死んじまうぜ」

 

アシェラッド「なんだよ、やれっつったのは、おまえじゃねぇか」

 

ビョルンに答えるため目を離した隙を狙ってトルフィンは短剣を投げつけた。正確に頭をめがけて飛んでくる短剣を払い落し、アシェラッドは真顔でトルフィンに向き直った。殺されると思い震えるトルフィン。

 

アシェラッド「やーめた。つき合ってらんねぇな。ガキをやんのも趣味じゃねぇし」

 

トルフィン「なんで。なんだそれ」

 

アシェラッド「オレも暇じゃねぇんだよ」

 

トルフィン「待て! ボクは負けてない。戦え! 卑怯者!」

 

アシェラッド「しつこいガキだな」

 

トルフィン「まだ終わってない。おまえを殺すまでだ。絶対に殺す!」

 

地面に落ちた短剣をトルフィンに投げてよこし、アシェラッドは言った。

 

アシェラッド戦場で手柄を立ててみな。ノルドの戦士なんだろ? そしたら、ご褒美に決闘してやるよ

 

トルフィン「約束だな?」

 

アシェラッド「そうそ。戦士の約束ってやつだ」

 

短剣を拾い上げたトルフィンは口をヘの字にアシェラッドの背中を睨みつける。

 

トルフィン「手柄なんかすぐだ。すぐに、おまえを殺してやる」

 

ビョルンはアシェラッドの気まぐれと、6歳ながらに気を吐くトルフィンを交互に見やった。

 

感想&考察4、こうしてトルフィンは、アシェラッド団に帯同することに!

▲一人船尾に座るOPのトルフィン 出展/TVアニメ「ヴィンランドサガ」

 

父親の敵のアシェラッドに決闘で勝つために、トルフィンはアシェラッド団と行動を共にすることになったようです。とはいえ、アシェラッドの要求は「戦場で手柄を立てること」そうすれば、決闘に応じてもらえます。

 

アシェラッド団は傭兵にも行くでしょうが、基本は海賊です。今回、村を焼き討ちにして村人を襲ったように、略奪をしながら生活しています。でも、誇り高いトルフィンが海賊の仕事をするとは思えません。きっと、トールズに尊敬の念を抱いているアシェラッドも、トルフィンに海賊の真似事はさせないでしょう。

 

だからトルフィンはアシェラッド団に入団するのではなく、帯同するだけのように思います。オープニング映像で、同じ船に乗りながらもトルフィンだけが船尾に一人だけ離れて座っている理由がこれだと思うのです。

 

父の敵と行動を共にする──これからのこの奇妙な生活の中で、トルフィンがどう成長していくのか、ここからがトルフィンの物語の始まりです。

 

しかしアシェラッドも面白い提案をしたものです。「戦場で手柄を立てたら決闘に応じてやる」とは。自分を殺せるようになるくらいまで育ててやると言っているようなもんです。それほどまでにトールズに惚れ込んでいるってことですね。トルフィンがアシェラッドのそんな親心に気づく日が、いつかくるんでしょうか?

 

 

いやー! 物語も秀逸なんですが、美術背景がきれいでしたねー! アイスランドは雪に覆われていましたが、イングランドは秋なんですね。紅葉した森のなんてきれいなことか! ぜひ、このクオリティを維持してほしいもんです。

 

あいびー

第1話~第5話まで、じっくりと描かれた序盤が、長編小説のそれのようで好感がもてます。トルフィンのこれまでのいきさつと、アシェラッドの気持ち、さらにビョルンの気持ちも丁寧に描かれていました。両親の元で守られて生活してきたトルフィンに今後どんな試練が待ち受けているのか、そして成長とともにどんな考えをもつようになるのか、アシェラッドとの確執はどんな展開を見せるのか、楽しみだらけですね!

おまけ/今回はアニメオリジナル回だったようですね!

 

原作者の幸村先生もイングランドの豊かな自然に注目されたようですね。

 

これまで短い夏と雪に覆われた冬しかないアイスランドに暮らしていたから、トルフィンの目にイングランドの秋はとてつもなくキレイだったはずなんですけどね。残念ながら復讐心に燃え、1日を生き延びるだけで必死で、景色を楽しむ余裕はゼロでしたね。

 

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