TVアニメ「蟲師」第19話「天辺の糸」。動物でもない植物でもない、生命の原初に近い存在「蟲」。「蟲」を巡る奇譚を集めた「蟲師」の世界の詳細あらすじと感想・考察を。



第19話/「言ったはずだぞ。おまえが繋ぎ留めててやるんだと」。

出展/TVアニメ「蟲師」

 

第十九話

天辺の糸

tenpen no ito

 

TVアニメ「蟲師」は、原作漫画の発表順ではなく、各話のつながりを意識して再編成されている。第16話「暁の蛇」から今回の第19話「天辺の糸」までは、織物にまつわる話をひとまとめにしてある。

 

第16話「暁の蛇」に登場する母親は夜な夜な織物をしていた。第17話「虚繭取り」では絹糸を採る繭に棲む蟲が登場する。続く第18話「山抱く衣」では山の絵が描かれた羽織が重要な小道具だ。そして今作では蟲が天から垂らす糸に人が吊り上げられるという物語。

 

「蟲師」では毎回、蟲により人生の岐路に立たされる人物が登場する。今回は人生最大の岐路のひとつ、結婚にまつわるホラー要素控えめのハートウォーミングな小品だ。

 

糸に吊り上げられた吹は、空中に舞い上がり、ふっつり姿を消した

▲天から垂れる糸をつかむ吹 出展/TVアニメ「蟲師」

 

清志朗(せいじろう)は、農村に住む男。おそらく庄屋の長男で、なに不自由なく育ったお坊ちゃんだ。趣味は天体観測。当時には相当珍しかったろう望遠鏡を手に、昼も夜も空を覗いている。

 

ヒグラシの鳴く夏の夕暮れ。今日も清志朗は望遠鏡片手に、河原に空を観に来ている。一緒に来ているのは吹(ふき)という女。吹は清志朗の末の妹の子守りに雇われた女だった。清志朗は、やや遠慮がちに吹に訊いた。

 

清志朗「なぁ、吹」

 

「はい?」

 

清志朗「おまえ、うちの勤めは来年までだったよな」

 

「はい」

 

清志朗「じゃあ、その後はどうするんだ。里に帰って仕事はあるのか?」

 

「まだ何も・・・」

 

清志朗は望遠鏡を拭きながら「なら、俺と・・・」と口ごもる。

 

清志朗「いや、また今度な。お、明星だ!」

 

どうやら清志朗は吹と結婚したいようだが、言い出せないらしい。吹の方は清志朗の気持ちに気づいていない。

 

そのとき吹は、天から白い糸が垂れているのに気がついた。

 

「セイジロさん。あれ、何かしら?」

 

清志朗「どれ?」

 

「空から糸が垂れてる」

 

清志朗「糸?」

 

「この糸、一体どこから・・・」

 

吹は糸の端をつかんだ。その途端、吹の体は空中高く舞い上がり──ぷっつり姿を消した。

 

清志朗のそんな話を真に受ける人はなく、村人たちは総出で山を捜索した。しかし吹の姿はようとして知れず。ついに清志朗の父親は「もうよい。子守に疲れて逃げ出したのだ、あの恩知らずめが」と、捜索を打ち切ってしまった。

 

清志朗「父上、吹は決してそんな・・・仕事を放りだすような娘ではありません。あいつは河原で糸をつかもうとして。そしたら目の前で消えて・・・」

 

清志朗は必死で説明するが、「もう少しまともな言い訳を考えてやっちゃ・・・」と、村人もすっかり吹は逃げ出したに違いないと決めつけた。

 

記憶をなくした吹は、ギンコと山中を彷徨う

▲光酒の流れと銀河は似て非なるもの 出展/TVアニメ「蟲師」

 

翌日。ギンコが山を歩いていると、高い木の上に女が呆然と座っていた。ギンコは女を地上に下ろし、連れ立って歩き出した。それが姿を消した吹なのだが、吹は記憶を失くしていた。

 

夜になり、ギンコは焚火を起こし、薬草を煎じた薬を吹に差し出した。

 

ギンコ「ほら、これを飲め。それ飲んで、早く治ってくれねえと、いつまでも面倒は見れねえぞ。おまえだって、早く元に戻りたいだろ」

 

「元・・・に?」

 

どうやら何も覚えていない様子の吹に、ギンコは今の状況を説明して聞かせた。

 

ギンコ「おまえはな、強い蟲の気を帯びて、ひどく曖昧なモノになっちまってる。おそらく今、他の人におまえの姿は見えはしない。その手に生えた白い糸。それに触れちまったせいだろう。放っておけばどんどん人から離れてゆく」

 

じつは昨晩、清志朗たちが吹を探していたのは、吹が座っていた木の真下だった。吹の姿が見えないから、清志朗たちは吹を見つけることができなかったのだ。逆に、吹にも清志朗たちの言葉が届かなかったのだろう。

 

次の日からギンコと吹は、里を探して山中を彷徨った。人の匂いのある所にいる方が吹の治りが早いし、何よりいつまでもギンコが連れ歩くわけにもいかないからだ。──結局その日も里は見つけられず、二人はまた山中で野宿となった。焚火が消えると、吹が横になっている地面がぼうっと明るくなった。

 

「何か、地面の底で光ってる・・・」

 

ギンコ「あぁ、今のおまえにはさぞ良く見えるだろ。ここは、光脈筋のようだ」

 

「何が光ってるの?」

 

ギンコ「光酒っつってな、蟲の生まれる前の姿のモノが、群れをなして泳いでる」

 

「蟲って、よく物陰でじっとしてたり、空中を漂ってる小さなものたち事?」

 

ギンコ「ああ」

 

どうやらもともと吹は蟲の見える性質のようだった。しかも今は人から離れ、蟲に近い曖昧な存在になってしまっているので、光酒の流れがさらによく見えるのだ。

 

吹は「きれい」と、光酒の流れに見入る。すかさずギンコが忠告する。

 

ギンコ「あまり見るんじゃない。あの光は目の毒だ。慣れすぎると陽の光が見れなくなる」

 

ギンコは地面に寝そべったまま、空を指さした。森の梢の向こうに、銀河が白く輝いていた。

 

ギンコ「光の河なら空にもある。あれは夜にも陽の光を浴びて光ってるものだ。こっちの河を見ろ」

 

「わぁ、ほんとだ。まるで、鏡に映っているみたい」

 

ギンコ「似て非なるものだ。見誤らんよう気を付けろ」

 

二人がいる地面を境に、自ら発光する小さな蟲たちの流れと、太陽の光を帯びて空に輝く星たちの河。二つの河が横たわっている。

 

本作「天辺の糸」は原作で47P、前作「山抱く衣」は50Pある。ページ数でいえばそう違いはないが、なにしろ前作は内容が濃かった。時間軸が長い上に構成もやや複雑で、TVアニメ化するにあたりOP曲を入れる余裕すらなかったようだ。しかし今回は内容的に小品だ。その分、情景描写をしっかり入れる余裕がある。

 

足下を流れる黄色い河・光脈筋と、頭上の銀河。これを対比して見せた情景は、妙に感動した。ただ頭で光脈筋を理解しているだけでは、こういう描写は生まれない。肌感覚として光脈筋を得とくしていなければ、こんな表現はできないはずだ。画面を見ながら、まるで自分の足下にも光る河が見えるような、そんな錯覚をおぼえた。

 

吹を引っ張り上げたのは、「天辺草(てんぺんぐさ)」という蟲

▲「あなたにも吹と同じものが?」と、清志朗 出展/TVアニメ「蟲師」

 

ある朝、吹は突然、記憶を取り戻した。「私、帰らなきゃ」と、元いた里に向かった。

 

里についてみれば、村人たちは田植えをしているところだった。吹が姿を消したとき、河原ではヒグラシが鳴いていた。おそらく夏の終わりの8月末あたりだ。田植えは本州なら5月頃なので、8~9ヵ月ぶりに戻ってきたことになる。

 

村人「おまえどこ行ってたんだい」

 

「あの・・・ずっと山に」

 

村人「山なら皆でずいぶん捜したけどなぁ。一体、どこ隠れてたんだい」

 

「私、隠れてなんか。ただ、河原で空から垂れた糸引っ張ったら、周りが真っ暗になって。気がついたら山にいたの・・・」

 

村人「またそんな戯言(たわごと)いって。逃げといて怖くなって戻ったのかい?」

 

清志朗の言葉が誰にも相手にされなかったように、吹もまた嘘を言っていると決めつけられた。吹が姿を消してから時間が経っていたので、清志朗の父親はもう代わりの子守を雇っていた。

 

そこに清志朗がやってきて「さぁ帰ろう」と、吹の手を取った。

 

「でも・・・代わりの人が。私、戻れない」

 

清志朗「なら、俺の嫁として戻ってくれ。吹が戻ったら言おうと決めていた。いいだろう?」

 

しかし、元使用人との結婚を父親が許すはずはなかった。清志朗もそれは覚悟の上だ。吹の恩人ということで家に連れ帰ったギンコに向かい「すぐに認めてくれるとは思えませんから」と、素直に言った。

 

その後ギンコは、吹が姿を消したときのことを詳しく訊き、「成る程。天辺草(てんぺんぐさ)か」と。

 

ギンコ「空のはるか高みに棲む蟲だ」

 

清志朗「蟲・・・?」

 

ギンコ「ああ。吹はそれを、物陰でじっとしてるものや、宙を漂う小さなもの達と言った。陰より生まれ、陽と陰の境にたむろするモノ共の事だ。それが見える者は少ないが、この世界の隅々にまで、それはいる」

 

ギンコが蟲の説明をすると、清志朗は「あなたにも吹と同じものが?」と訊ねた。ギンコが「まぁ、それを飯の種にしてる者でね」と答えると、「それは・・・羨ましいな」と清志朗は言った。

 

清志朗に蟲は見えないけれど、吹と同じものが見えるようになりたいと思っている。それだけ吹を愛しているからこそ出る言葉だ。

 

ギンコ「吹は、幸せ者だな」

 

そう言った口でギンコは「だが、気をつけてやれ」と忠告した。

 

ギンコ「だが、気をつけてやれ。あいつはまだ、その蟲の影響から抜けきれていない。天辺草って蟲は、普段は尾のついた風船のような姿をしていて、光脈筋って特別な土地の上空を巡っている」

 

そういえば以前、吹が、夜空に流れ星が見えると言っていたのを清志朗は思いだした。その頃から、この辺りの空を天辺草が巡っていたのだ。

 

ギンコ「そいつが稀に、上空のエサが不足すると釣り糸のごとく地平近くまで職種を伸ばしてくる。それが、糸のように見えるんだ。だが、それに動物が触れると、一旦、上空に巻きあげるも飲み込めず、上空高くで放り出しちまう。それでたいがいは、地面に落ちて命を落とすが、吹は運良く木に引っかかって助かったんだな」

 

ギンコの説明を、清志朗はただ茫然とした様子で訊いている。

 

ギンコ「だが、飲み込まれかけたのか、吹は強く蟲の気を帯びちまった。あんたらが山を探しても見つけられなかったのは、そのためだ。吹は、人の目に見えないモノになっていた。この薬でずいぶんと回復はできたが、まだ完全じゃない。手に残った糸で空につながってる、不安定な状態のままだ。下手をすればぶり返す」

 

そう言うとギンコは、薬の包みをいくつか畳に置いた。以前、吹に飲ませたものだろう。

 

ギンコ「吹が人に戻るために必要なのは、この薬だけじゃなく、あとは自身の人でいたいという思いだろう。あんたが、そう思わせてやるんだな」

 

ちょっと言い過ぎたと思ったのか「ま、余計な口出しかも知らんがね」と、ギンコは葉巻をくわえて横を向いた。

 

清志朗「はい。肝に命じます」

 

ギンコを真正面に見ながら、清志朗はそう言った。ここは、お坊ちゃんらしいまっすぐで素直な清志朗の人柄が、よく表現されているシーンだと思う。

 

吹、再び姿を消す

▲吹は、部屋の高い梁の上にいた 出展/TVアニメ「蟲師」

 

「近いうちに、俺ら必ず祝言あげますから」と誓う清志朗と吹を後にしてギンコはその地を離れた。──が、その後届いた文によると、また吹がいなくなってしまったという。様子を見に、ギンコは清志朗を再訪する。

 

ギンコ「一体、どういうこった」

 

清志朗の顔を見るや、いきなりギンコは問いただした。

 

清志朗「ギンコさん! ・・・うちの親父はやはり・・・なかなか俺らの事を許しちゃくれなかった。説得を重ねる日が続いて。吹は肩身の狭い思いをし続けてきた。そうするうち、吹の体はじょじょに軽くなってゆき、風が吹けば宙に舞うようになっていった。そして、日が経つにつれ、地表に留まっていられなくなった──」

 

ギンコ「言ったはずだぞ。おまえが繋ぎ留めててやるんだと」

 

清志朗「俺は務めたさ。周りの者に吹を受け入れてもらおうと。だが・・・吹があんな様では・・・」

 

縁側と部屋を仕切る障子に背を預けながら清志朗の言い訳を聞いていたギンコは、低い声でこう断じた。

 

ギンコ「誰よりあんたが、今の吹を受け入れられずにいるんだな。あんたが吹を否定したから、吹は人の姿を保てなくなったんだ」

 

清志朗「保て・・・なく?」

 

ギンコ「見えずとも、吹は今もここにいる」

 

清志朗には見えていないが、吹は二人がいる部屋の頭上、高い梁の上に座っていた。

 

清志朗「そんなバカな」

 

ギンコ「吹をこのまま失いたくなければ受け入れてやれ。あんたしかいないんだ。今もまだ、かろうじて吹を留まらせているものは、あんたの存在なんだろう」

一人きりの祝言

▲「さぁ吹、飲んで」 出展/TVアニメ「蟲師」

 

姿の見えない相手をどう受け入れるか──。清志朗は夜の野に寝そべって、星を見ながら考えた。以前、星について吹と話したことが思いだされる。吹が、星は昼間はどこに行ってしまうんだろう? と言うのに、清志朗はこう答えた。

 

清志朗「バカだな吹、昼間だって、星はほんとは空にあんだぞ。陽の光が強いから見えなくなるだけで、本当はちゃんと空の上にあるんだ」

 

「どこにも行かないんだ。見えなくても、ずっと空にいるんだ」

 

──そして清志朗は祝言を決意した。花嫁の席が空席のままの祝言を。人々は清志朗までおかしくなったかと噂したが、清志朗の気持ちは揺らがなかった。

 

その後、村のはずれに居を構え、清志朗は一人で暮らし始めた。相変わらずいない嫁に話しかける清志朗を気味悪がり、誰も近づかなくなったという。

 

そして最後は、ギンコのこんな語りで締められる。

 

けれどやがて。人々は吹の姿を見るようになり、その後は、吹の姿を消すクセはもう二度と出なかったという。

ラッキーガール

▲吹の姿を消すクセはもう二度と出なかった 出展/TVアニメ「蟲師」

 

夏の星空を存分に使い、ゆったりと描かれた心温まる物語だったと思う。キモは、清志朗が見えない吹を受け入れるために開いた、一人きりの祝言だろう。吹が再び消えてしまったと聞き、清志朗の不甲斐なさを問い正したギンコのセリフも良かった。

 

二人はハッピーエンドを迎えるわけだが──。

 

個人的にこの物語は、ずいぶん甘いと思える。もちろん恋愛モノなわけだから、甘いのは当然かも知れないが──。使用人の吹とお坊ちゃまの清志朗では、家の格がまったく釣り合わない。清志朗の父親が結婚を反対するのも無理はない。しかも吹は蟲が見える体質で、他の人にはそれが奇妙に映っていたわけだし。いきなり姿を消したのも、嫁として大きなマイナスポイントだ。

 

結局、清志朗は強引に一人だけの祝言を挙げた。父親はもう勘当同然だろう。だから清志朗は家を出て、別の家で住むようになったのだ。──そこまでするほどの、どんな魅力が吹にあったんだろう? と、素直でないわたしは邪推する。

 

返す返すも吹はラッキーだ。

 

まず天辺草に吊り上げられ、普通なら地面に落ちて命を落とすところを、木に引っかかって助かった。さらに記憶をなくして呆然としているところを、たまたま通りかかったギンコに助けられる。

 

8~9ヵ月も姿を消していた吹を清志朗はずっと待っていてくれ、しかも見えない吹をつなぎとめるため、一人きりの祝言まで演じてくれた。何ていい人なんだろう! 極め付きは、清志朗が二人だけの家を建てて住んでくれたことだ。きっと清志朗の家に嫁として入れば、吹は針の筵だったろう。二人だけの家なら、安心して姿を現すことができたわけだ。

 

──ちょっと気持ちが揺らげば姿が消える嫁・・・。清志朗は面倒な女を好きになってしまったわけだし、吹にしてみれば旦那が常に自分の気に入る状態を保ってくれるわけだから、ずいぶん楽だ。

 

清志朗の突出したいい人ぶりと、吹のラッキーガールぶりが目立っていた。

 

天から降りる糸といえば「蜘蛛の糸」だが・・・

▲天から垂れる糸 出展/TVアニメ「蟲師」

 

本作「天辺の糸」は、天から細い糸が下りてくるという物語で、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を彷彿とさせる。「蜘蛛の糸」はご存知だろうが、簡単にあらすじを書くと・・・。

 

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カンダタという名の悪人が死後に地獄に堕ち血の池地獄でうごめいていたところ、天界の蓮の池ごしにその様子を見ていたお釈迦さまが哀れに思い、何とか助けてやれないものかと考える。

 

そういえば、かつてカンダタが生前に蜘蛛を助けたことを思いだしたお釈迦さまは、蓮の池からカンダタの上に蜘蛛の糸を垂らす。

 

カンダタは蜘蛛の糸につかまり、これで地獄が抜け出せると大喜びでのぼっていった。途中で見おろすと、下から大勢の罪人がカンダタのつかまっている蜘蛛の糸をよじのぼってくるのが見えた。そこでカンダタは、彼ら向かってわめいた。「この蜘蛛の糸は俺のものだぞ。おりろ、おりろ!」と。

 

すると蜘蛛の糸はカンダタのぶら下がっているところからプッツリ切れてしまい、カンダタは地獄に真っ逆さまに落ちていった。

 

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これは芥川が初めて書いた児童文学で、自分勝手な行いをいさめる内容になっている。(所説あるようだが)。

 

この「蜘蛛の糸」と、本作「天辺の糸」は似たところがあるが、両者にどんなつながりがあるかと考えてみた。

 

本作「天辺の糸」で糸に吊り上げられる吹は、別に罪人ではない。吊り上げられたことはまったくラッキーなことではなく、下手をすれば命を失くすところだった。特別、自分勝手とも思えないし・・・。と、どうやら両者に特別なつながりはないように思える。

 

それより本作で強調されていたのは「人を受け入れる覚悟」だろう。

 

人は視覚に頼った生き物なので、見えないモノを見えるという人や、見えない人を受け入れるのは難しい。しかし夫婦になろうというなら、それくらいの覚悟が必要ということだろう。

 

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